2016/11/13(日)「豊島区要小学校 防災コンクール」レポート

豊島区要小学校にて行われた「防災コンクール」内に、ツクモルbyToshimaとしてブースをいただきワークショップを行いました!
消火器体験やAED体験などのためになるコーナーに混ざって、子供達にホイッスルにつけるストラップづくりを教えました。
消防署が配布したホイッスルを持ってきていただき、その場でストラップを作ります。
短ければブレスレットやカバンにつけるストラップに、長ーく作ればネックレスにも!
防災コンクールに参加した子供やお父さんお母さんたちが、休憩ついでにストラップを作り、作り方を覚えてくれたのでとても嬉しくて有意義な1日でした♪

ところで「ストラップ作り」って「何が災害に役立つの?」って思う人も多いと思います。
私たちは、3つのことで、このストラップ作りが「災害に役立つ」と考えています。

1、防災グッズを常に身に付けておけるよう「おしゃれにする」ため
→作ったストラップに防災グッズを通せばアクセサリーとしておしゃれになります。 普段使いのカバンにつけたり、おしゃれ着に合わせて身につけても自然に溶け込ませることができる。 また、自分で作ったものは愛着が湧くので、面倒になりがちな防災グッズの持ち運びを、楽しく感じられるようになります。

2、災害時に「紐」として活用するため
→怪我をしてしまったときストラップを使って止血を行ったり、避難所での洗濯物干しとして使ったり、荷物の固定に使ったり等、いろいろな使い方ができます。
※端切れを利用したストラップのため、高所からの避難や人命救助の際に使用することはしないでください。それほどの強度はありませんのでご注意ください。

3、避難所での子供から大人までが室内でできる「遊び」として利用出来るため
避難所では「物資として送られてきた古着が余って困る」「子供の遊べるものがない」「時間を持て余してしまう」といった問題が起こっていると聞いています。 このストラップ作りは生地を裂いて、あとは簡単なやり方でねじっていくだけ。 物資として余ってしまった古着を裂けば、たくさんの人の遊びとして利用できます。しかもできるものはナチュラルな雰囲気で、いろんなものに使えるストラップですから、実用的です。 ブレスレットにしたりネックレスにしたり、工夫次第でコースターやマット、バッグなんて大作もできちゃうんです。 簡単だから、子供から大人まで楽しめちゃえますよ♪

ストラップ作りってたしかに「たいしたこと」じゃないかもしれない。
だけど「災害に役立つ」って、堅苦しくて大仰なことばかりじゃないと思うんです。 ツクモルbyToshimaが大事だと思っていることは「常に持っていられる」ということ。 それは知識も一緒で「いつでも思い出せる」ことってとても大事だと思います。
だからできるだけ簡単で、たくさんの人ができて、それでいてちょっと災害に役に立つ「持っていたいもの」を作る。 そんな内容のワークショップを、これからもやっていけたらと思っています。